HAEDの始め方 5 – HAEDの刺し方 刺し始めと糸の始末

2021年2月15日

いよいよ、クロスステッチHAEDを刺し始めましょう!

まず刺し始めの位置ですが、クロスステッチキットの場合、布を四つ折りにして中央から刺し始めるキットがありますが、HAED(Heaven and Earth Designs)やMystic Stitchなどの全面刺しの場合は、四隅のいずれかから刺し始めます。

左上角から下に向かって刺したり、左下角から上に向かう、または右上角から下に向かう、右下角から上に向かう選択があります。

私の場合は、最後の右下角から上に向かって刺していますので、その具体的な刺し方で説明します。

布はルガナ25ct、針はクロスステッチ用刺繍針26号、1本どりです。

1.1目づつ完成させる場合

①刺す目の左下角に上から針を刺します。

②右上角にしたから針を出します。

③ ②の針を引っ張って、糸の端が2mmくらい残るようにします。

④ 2mm残した目に上から針を通します。その時、その目を左手の指で裏側で軽く抑えるようにします。常に左指で裏の糸を感じながらステッチするときれいに刺せるような気がします。

⑤ ④で糸をひききったところです。

⑥左上角に下から針を出し、右下角に上から刺します。

⑦ 1目が完成しました!

続けて次の目を刺す場合は、右上角に下から、左下角に上から、左上角に下から、右下角に上から、の順で針を刺します。

2.連続して刺す場合

同じ色が連続する場合や、一段に同じ色があるときなどは、1目づつではなく連続する刺し方をします。

最初に右側から// // / の向きに刺します。右上角に下から針を出して、左下角に上から刺します。これを連続して左に進みます。その色の左端まで到達したら今度は、\\\\\の向きに重ねていきます。左上角に下から、右下角に上からの順です。

この時の刺し始めも「1.1目づつ完成させる場合」の①から④までと同じです。


では、次に糸の始末の方法です。

クロスステッチHAEDなどの全面刺しの場合、裏にたくさんの糸が絡み合うので、2cmほど残してそのままにしておいても自然にうまくいって絡んでくれるのでほどけることはないと思います。糸の始末が面倒!という方はそれもありだと思います。

ですが、私は、その切った糸がステッチするときに針と一緒に出てきてしまうことがあるので、それが嫌で糸の始末をしています。

糸の始末のやり方は、裏に針を出して、ステッチした糸4、5本に通すだけです。糸を切るときには糸が飛び出さないようにギリギリに切るときれいです。ギリギリに切るためによーく切れるはさみが必要になってきます。(重要)

以上が刺し始めと糸の始末になります。

HAEDの刺し進め方は、「穴埋め法」「パーキング法」のページをご覧ください。

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